プロパンガス利用のご案内

LPガスの概要

LPガスとは

LPガス(LPG)とは、「Liquefied(液化)Petroleum(石油)Gas(ガス)」の頭文字をとった液化石油ガスの略称で、プロパンやブタンなどの比較的液化しやすいガスの総称です。
主成分がプロパンの場合はプロパンガス、ブタンの場合はブタンガスと呼ばれます。

LPガスの性質

・空気より重い

LPガスは空気より重い(ガス比重約1.5)ため、漏れると下部に溜まります。
もしガスが漏れたら下部の通気性を良くして、ガスを屋外に出しましょう。

・においを付けてある

LPガス自体は無色無臭ですが、ガスが漏れたとき感知できるように、においを付けてあります。
高圧ガス保安法では、空気中の混入比率が1/1000の場合においても感知できるように着臭することが定められています。

・燃焼には新鮮かつたくさんの空気が必要

LPガスが燃焼するためには新鮮かつたくさんの空気(酸素)が必要です。
室内でガスを使用するときは、十分に換気をしてください。

環境にやさしいLPガス

各燃料の燃焼に伴うCO2排出係数

プロパンガスは全国の総世帯数の約50%の消費者の方に利用されています。
地球温暖化の原因といわれている二酸化炭素の排出量が他の化石燃料に比べて少なく、地球にやさしいエネルギーなのです。

出典:日本LPガス協会 「LPガスの環境特性資料」より

国によるLPガスの位置付け

平成26年4月11日、東日本大震災後のエネルギー政策の基本的な方向性を示した新しいエネルギー基本計画が閣議決定されました。
このエネルギー基本計画の中でLPガスを、「最終需要者への供給体制及び備蓄制度が整備され、可搬性、貯蔵の容易性に利点があることから、平時の国民生活、産業活動を支えるとともに、緊急時にも貢献できる分散型のクリーンなガス体エネルギー源」と位置づけ、「災害時にはエネルギー供給の『最後の砦となる』」としています。

LPガスが、利点を生かし平時において国民生活、産業活動を支えており、また、災害時には「最後の砦」となるエネルギーであると期待されております。

 

LPガスの備蓄制度

現在、法律によって備蓄が義務づけられているエネルギーは、石油とLPガスの2種類だけです。
このうち、民間企業が備蓄しているものを「民間備蓄(法定備蓄)」、国家が備蓄しているものを「国家備蓄」と言います。
LPガスの場合、輸入量の50日分(約150万トン)が民間備蓄として義務づけられています。
これと国家備蓄とを合わせると、全体で約300万トンのLPガスが備蓄されていることになります。

※平成27年3月末現在、一部の国家備蓄基地でガスイン中のため、実質の備蓄量は約245万トンとなっています。

 

「避難所としての防災機能の強化」に貢献

文部科学省は、「災害に強い学校施設の在り方について~津波対策及び避難所としての防災機能の強化~」として避難所となる学校施設の防災機能の強化の検討を行い、報告書をまとめました。この中で、照明などの電気機器の電源の確保や炊き出しなどの熱源としてのLPガスや可搬式の発電機などを確保しておくことが重要としています。

災害対応型LPガスバルク供給システム

災害対応型LPガスバルク供給システム

ヤザキ 低圧LPガス発電機

低圧LPガス発電機

炊き出し用LPガス機器

炊き出し用LPガス機器

暮らしを守るプロパンガスの技術

ガス機器や安全機器はめざましいスピードで進化・発展をとげています。これらの普及により、お客さまがさらに安心・快適にガスをご利用いただくことが可能になりました。

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