ご家庭でご使用になる電気、ガスの原料はほとんどが輸入に頼っており、そして輸入価格は国際市場価格や為替の影響で常に変動しております。

　電気、都市ガスの料金は、透明性と公平性の確保の為、国の指導により毎月の原料輸入価格の変動が小売価格に反映される「原料費調整制度」が導入されているので、その価格は毎月変わっています。

　プロパンガスは自由料金制ですが、
・知らないうちに料金が上がっていた！
・料金値上げの理由が不明瞭！
・輸入価格が下がっているのに従量料金が下がらない！
など、現在のガス料金を不明瞭に感じるお客さまもいらっしゃるのではないでしょうか。

　当社は、お客さまに安心してプロパンガスをご利用頂くために、電気・都市ガスと同様の考え方に基づき『原料費調整制度』を2016年7月より導入しております。

　下図1は直近5年の原料輸入価格※1の推移になります。
直近5年の原料輸入価格は2018年12月より下落し、2020年6月に最安値となり、2022年5月まで上昇し、以降下落傾向となっております。
※1:財務省発表の貿易統計値（速報値）

　下図2は当社の小売価格の変動になります。
当社は原料費調整制度の導入により、原料輸入価格の毎月の変動を3ヶ月後に小売価格に反映しております。変動幅においては前月の「ご使用量のお知らせ」にてお知らせしております。
　
◎反映までの流れ（12月分原料輸入価格は3月分ガス料金に反映）
　12月分の原料輸入価格は翌月1月末に財務省から発表されます。発表された原料輸入価格をもとに、調整額として3ヶ月後（3月検針時）の従量料金に反映しています。なお、2月検針時（2月中旬）には3月分の従量料金を予告しているため、実際の反映は3月検針時となっています。

　下図3は一般財団法人 日本エネルギー経済研究所石油情報センターが発表している東京都の平均プロパンガス価格の推移になります。

一般財団法人 日本エネルギー経済研究所石油情報センター
全国・東京都の平均プロパンガス価格をチェック
上記サイトよりお住まいの地域名を入力して検索すると、表が表示され、お住まいの地域の平均価格が赤く表示されます。

• https://oil-info.ieej.or.jp/price/price_ippan_lp_gusu.html

　当社は引き続き透明性の高い料金の維持に努力してまいりますので、何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。

• こちらもご覧ください。
  プロパン原料輸入価格の推移